バウムクーヘンは元々はドイツのお菓子ですが、日本でも結婚式の引出物などにも用いられ、縁起の良いお菓子として知られています。
日本語で直訳すると「木の焼き菓子」という意味で、その名の通り切り株のような見た目。断面は木の年輪のようです。年輪のように幸せを積み重ねていくというところからも結婚やお祝い事の際に贈られることが多いようです。
そんなバウムクーヘンのなかでも、定番の人気ブランドからおしゃれでかわいいデザインのもの、日本らしい和風のものまで、ギフトにおすすめしたいバウムクーヘンをご紹介します。どれも通販やお取り寄せが可能なので、内祝いやお中元、お歳暮などにも贈りやすいです。
ギフトの定番!人気のバウムクーヘン専門店
バームクーヘンといえばここ!という定番ブランドや専門店をご紹介。落ち着いたパッケージはご贈答にもおすすめです。
ねんりん家(ねんりんや)
ねんりん家(ねんりんや)は、日本ならではの感性と味覚を生かしたバームクーヘンの専門店です。乾燥した熱で蒸らし焼きにするという相反した作業を同時にできる特別な釜を使用し、繊細な食感とリッチな風味で焼きあげています。
バウムクーヘンは、「しっかり芽」と「やわらか芽」の2種類のラインアップ。
しっかり芽は、フランスパンのように外は香ばしく、中はしっとりという食感が楽しめます。マウントバームというように、外側は山形のゴツゴツとした形が特徴。薪型のスティックタイプと円形のものがあり、円形のものは厚さによって一山~五山まであります。
やわらか芽は、日本の味覚にふさわしいやわらかさを求め、たっぷりと卵を使用。カステラのようにふっくらとした食感が特徴です。
年輪の模様の優しい色合いのパッケージにはねんりんやの暖簾が描かれています。通販・お取り寄せは大丸・松坂屋オンラインショッピングなどからどうぞ。
KARL JUCHHEIM(カール・ユーハイム)
KARL JUCHHEIM(カール・ユーハイム)は、日本で初めてバウムクーヘンを焼き上げたカール・ユーハイム氏の名を冠したブランド。ユーハイムのなかでもバウムクーヘンに特化した専門店です。
ドイツの品質基準を守りながらも、日本人の味覚にも合うようにつくられています。生地にドイツのマジパンを加えてあり、柔らかくしっとりとした食感が特徴です。
パッケージはグリーンを基調とした上品なもの。定番ブランドならではの安心感もありますね。
治一郎(じいちろう)
治一郎(じいちろう)は、静岡のバウムクーヘンなどの焼き菓子をあつかうブランドです。
こちらの「治一郎のバウムクーヘン」の特徴はそのしっとり感にあります。卵黄とバターを贅沢に使用し、口に入れるとバターがじゅわっとしみ出てくるように感じるほどしっとりとしています。濃厚でありながらも上品な甘さと口のなかでふわっと広がる風味は新しい味わい。
パッケージは落ち着いた和のデザインで幅広い世代への贈りものにもよさそうです。
✤人気の洋菓子ギフトならこちらもおすすめ
手土産にもおすすめ!おしゃれなバウムクーヘン
続いては見た目やパッケージがおしゃれなバウムクーヘン。洗練されたおしゃれなパッケージデザインがプレゼントにも最適です。
HOLLANDISCHE KAKAO-STUBE(ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ)
HOLLANDISCHE KAKAO-STUBE(ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ)は、ドイツ・ハノーファーで約100年の伝統を刻んできた、由緒あるコンディトライ(パティスリーとカフェを併設した店舗)。代々受け継がれた伝統的なドイツ菓子の味を届けてくれます。
昔ながらの製法で作られた正統派のバウムクーヘンはほどよい甘さで、適度にみっちり、しっとりとした生地。シンプルで余計なものが入っていないという点でも贈りものに安心です。
また、こちらのパッケージは今回ご紹介するもののなかでも一番のおすすめ。ネイビーやブルーのおしゃれなデザインやロゴが印象的です。伊勢丹オンラインストアなどでお取り寄せ可能です。
KIHACHI(キハチ)
KIHACHI(キハチ)は、熊谷喜八がオーナーシェフを務めるレストランと洋菓子の店。レストランのデザートから生まれた洋菓子を取り扱うpatisserie KIHACHI(パティスリー キハチ)も四季折々のおいしさをいちばんおいしいときに届けてくれます。
キハチのバームクーヘンは“厳選した素材”と“しっとり焼き”が特長。一枚一枚、絶妙なタイミングで焼きながら巻き上げ、弾力のある生地に仕上がっているそう。きめが細かくしっとりとした口あたりは洋菓子店ならではのもの。
白を基調とした清潔感のあるパッケージはギフトにもぴったり。ブライダル用のパッケージも華やかなリボンがかかった上品でかわいらしいデザインに仕上がっています。
Gmeiner(グマイナー)
Gmeiner(グマイナー)は、ドイツ・シュヴァルツヴァルト地方で、100年続く老舗菓子店。
ドイツ本家のグマイナーのバウムクーヘンは、香り豊かなバニラと壺のような独特なフォルムが特徴です。直径約12㎝で3段になったボリュームたっぷりのバウムクーヘンは見た目のインパクト大ですね。
パッケージは、愛らしいパステルピンクのボックスでガーリーな雰囲気。かわいらしいものがお好きな方への贈りものにもおすすめです。
石屋製菓の白いバウムTSUMUGI(ツムギ)
石屋製菓は北海道のお土産の定番でもある「白い恋人」を作っているメーカーです。そんな石屋製菓のバウムクーヘンがこちらの白いバウムTSUMUGI(つむぎ)。白い恋人にも使われているホワイトチョコレートを使用した白さが印象的なバウムクーヘンです。
発想の原点は、白い恋人ファンに、白さに象徴される北海道らしさと、これまでになかった新しい味わいや食感を楽しんでもらいたいとの思いからだったそう。白く焼き上げる製法を独自に開発するなど、こだわりが感じられますね。
しっとりとしたやわらかさとホワイトチョコレートのコクのある風味を感じられる新感覚のお菓子はギフトにもおすすめです。
✤おしゃれなお菓子ならこちらもおすすめ
和風のおしゃれなバウムクーヘンはご贈答にも
洋菓子のイメージが強いバウムクーヘンですが、和菓子店のものや、抹茶などの和素材を使ったバウムクーヘンもおすすめ。パッケージもかわいいものやおしゃれなものを厳選しました。
まめや金澤萬久(まめやかなざわばんきゅう)
まめや金澤萬久(まめやかなざわばんきゅう)は、金沢の和洋菓子店。地元石川産の素材を使用した豆菓子や、金箔を贅沢に貼った「金のかすてら」などが有名な新しい和洋菓子店です。
そんなまめや金澤萬久のバウムクーヘンは和のアレンジを施した「お豆のバウム」。バウムクーヘンの生地には黄な粉を練り込み、その表面にはフォンダンを掛けてあり、和洋バランスよく組み合わせたお菓子です。
また高島屋限定の切り抜きバウムは、「戌(いぬ)」と、「猫」の切り抜き加工を施したもの。型抜きを楽しみながら味わえる遊び心のあるお菓子に仕上がっています。紅白の色合いもお祝いにぴったりですね。
スタイリッシュでモダンなパッケージもすてきです。
雅正庵(がしょうあん)のCHIYOの和 抹茶
雅正庵(がしょうあん)は静岡発の静岡茶やお茶を使ったスイーツを展開するオリジナルブランドです。
こちらの抹茶のバウムクーヘンCHIYOの和は、とっても鮮やかな緑色ですが、なんと着色料は不使用。最高ランクの静岡抹茶を仕様するなど素材にもこだわり、雑味のないまろやかな旨みや甘みが味わえます。
パッケージは抹茶にちなんだグリーンを基調にCHIYOの和グマというキャラクターがあしらわれたゆるかわなデザイン。包装紙や紙袋もかわいらしくほっこりとした雰囲気。雅正庵ではほかにもバウムクーヘンを取り扱っていますが、こちらのパッケージはCHIYOの和の抹茶味限定のもの。贈りものには抹茶味がおすすめです。
茶和家八十八夜茶バウムクーヘン
茶話家木村園はお茶の本場静岡県のお茶の専門店。茶葉などはもちろん、緑茶を使ったお菓子も製造しています。
そんな茶話家のバウムクーヘンは、お茶が最もおいしいと言われる八十八夜にとれる稀少な八十八夜茶を使用。抹茶にはない濃厚な渋みとコクを楽しめます。
季節に合わせてかわいらしい掛け紙を選ぶことができ、母の日や父の日、お中元やお歳暮などにもおすすめです。
✤和菓子ギフトならこちらもおすすめ
まあるい幸せの贈りものバウムクーヘンはお祝いにぴったり
年輪に健康と繁栄を願う縁起の良いお菓子であるバウムクーヘン。母の日や父の日、敬老の日のギフトをはじめ、誕生日のプレゼントや手土産などにもおすすめです。
今回ご紹介したホールタイプのバウムクーヘンはボリューミーな見た目で満足感のあるギフトになりそう。また、贈り先の人数がはっきりわからないときには切り分けが調整できるというメリットもあります。
贈るシーンやお相手の好みに合わせて選んでみては?